埼玉県ふじみ野市、介護認定の効率化に向け認定調査システムを導入[ニュース]

埼玉県ふじみ野市、介護認定の効率化に向け認定調査システムを導入[ニュース]

埼玉県ふじみ野市は、認定調査事務の効率化を図るためにデジタル化をめざしている。この度、要介護認定申請を受けてから結果判定までの期間短縮を目的として、認定調査システムの導入を行うことになった。認定システムの導入は、埼玉県内では先進的な取り組みとなる。

認定調査システム導入の概要

ふじみ野市では、高齢者の人口増加により要介護認定者も増えている。要介護認定を受ける際は認定調査員が高齢者宅を訪問して調査をする仕組みだが、申請が増加していることで、調査にかかる時間や労力が課題だ。申請・認定調査・結果判定を円滑にすすめるため、認定調査業務の効率化が早急に必要とされた。

この度、認定調査事務の効率化と、要介護申請を受けてから結果判定までの期間短縮のため、認定調査システムが導入される。調査項目入力や特記事項入力は、専用のタブレット端末を使用して行う。システム上の機能を活用して、認定調査票の作成も可能だ。

システムの導入によって、効率的に必要な情報の入力が可能となり、ミスの防止にもつながる。業務の効率化が期待できるため、時間の有効活用ができる。また、導入するシステムは、既存の介護保険関連システムとのデータ連携も可能だ。事務処理の効率化も期待できる。

認定調査システムの導入で期待できる効果

認定調査システムの導入で見込まれる効果は、調査票の作成時間の短縮だ。1件当たり約30分、年間で1,300時間の削減が期待できる。

また、これまで時間がかかっていた、要介護認定申請を受けてから結果判定までの期間が、5日程度短縮できる見込みだ。

(執筆:デジタル行政 編集部)