宮崎県都城市、コンビニ交付可能な「郵便局型キオスク端末」運用開始[ニュース]
宮崎県都城市は、西岳郵便局に「郵便局型キオスク端末」を設置し、運用を開始した。端末の設置は、全国で初めてだ。コンビニがない地域でも、住民票や各種証明書の発行など、郵便局で行政サービスが受けられる仕組みをつくる。
郵便局型キオスク端末運用の概要
令和5年10月3日に、都城市西岳郵便局に全国で初めて「郵便局型キオスク端末」が設置された。郵便局型キオスク端末を利用した、行政のコンビニ交付サービスがスタートする。地域にコンビニがない場合でも、マイナンバーカードを使ったコンビニ交付サービスが、気軽に利用可能だ。
郵便局内に設置された、専用のキオスク端末にマイナンバーをかざし、住民票の写しや印鑑登録証明など各種証明書を交付する取り組みとなる。
これまで、一部の郵便局窓口で公的証明書の交付ができていた。キオスク端末の利用は、コンビニエンスストアでのサービスと同じような手軽さが魅力だ。地域にコンビニがない場合でも、郵便局で簡単に行政サービスが受けられる仕組みをつくる。今後は、全国の自治体で、郵便局型キオスク端末の利用が期待される。
郵便局型キオスク端末利用の概要
郵便局に設置されたキオスク端末に、マイナンバーカードをかざし、発行された受付票を窓口で郵便局員にわたすと各種証明書の交付を受けられる。
西岳郵便局でキオスク端末を利用できる時間は、月〜金曜日(祝日を除く)の午前9時から午後5時までだ。
端末を利用する際は、マイナンバーカードとあわせて、利用証明用電子証明書の暗証番号4桁を使う。
キオスク端末で取得できる証明書は以下のとおりだ。
- 住民票の写し
- 住民票記載事項証明書
- 印鑑登録証明書
- 所得証明書
- 課税証明書
- 所得課税証明書
- 戸籍謄本(全部事項証明書)
- 戸籍抄本(個人事項証明書)
- 戸籍の附票の写し
各種証明書発行の手数料は、一律で150円とされている。
(執筆:デジタル行政 編集部)