山梨県、空き家活用や地域活性化の取り組みで民間企業と実証実験[ニュース]
山梨県は「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」を通じて、最先端技術やサービスを提供するスタートアップ企業の実証実験を受け入れている。5期目となる本事業では、エナジェティック株式会社とスカイファーム株式会社が提案するプロジェクトを選出した。
山梨県の「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」とは
「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」とは、県が未来を見据えて策定した施策の一環だ。
近い将来、リニアの開業によって都市部からのアクセスが向上し、国内外の観光客が山梨県を訪れることが見込まれる。この機会を最大限に活用し県の発展へつなげるために、山梨県は「リニアやまなしビジョン」を策定した。
「リニアやまなしビジョン」の核となるのは、「先端技術やサービスの実証実験(テストベッド)を行う聖地化」への取り組みだ。
商品やサービスの開発においては、その有用性を確認するために実証実験が欠かせないものである。一方、特にスタートアップ企業は実証実験を行うための伝手がなく、ハードルが高い。そこで山梨県は「TRY!YAMANASHI!実証実験サポート事業」を行い、テストベッドの聖地化へ取り組んでいる。
今回行われる実証実験の概要
今回は、地域活性化とプラットフォーム構築を目的に掲げた実証実験を行う。実施期間は2023年9月上旬から2024年2月下旬まで。
実証実験の内容は以下の2つである。
- 空き店舗・既存店舗を活用した特産品のショールームやポップアップストアを開催
- 宿泊施設から飲食店の料理をオンラインで注文できるサービスの提供
これらの取り組みで、街の賑わい創出、商店街の活性化につなげたい考えだ。
県はリニア開業後、国内外の観光客から選ばれるまちを目指し、取り組みを続ける。
(執筆:デジタル行政 編集部)