福井県あわら市、デジタル活用の高齢者等の健康増進と効果検証を実施[ニュース]
福井県あわら市は、A10Lab、福井工業大学と協同し、産学官連携による高齢者等の健康増進と効果の検証事業を開始する。
2023年9月19日より、習慣化アプリ「みんチャレ」と、乗合タクシー利用による医療抑制効果やCO2排出削減効果などを検証していく方針だ。
デジタル活用の医療効果検証実施の背景と概要
あわら市は、高齢者が健康寿命をのばし、元気に暮らせる社会の実現を目指している。今回の事業では、A10Labの習慣化アプリ「みんチャレ」と、乗合タクシー利用による健康増進、およびその効果を検証する。
高齢者は習慣化アプリを活用することで外に出る機会が増え、歩数も増加しフレイルの予防につなげられる。また、乗合タクシーの利用によってCO2の削減や高齢者の免許返納のきっかけづくりとなり、交通事故の削減効果も期待できる。
「みんチャレ」の使用方法と目的
「みんチャレ」は、食事や運動など新しい習慣を身につけたい5人でチームを組み、チャットでコミュニケーションをとりながらチャレンジする、新しい三日坊主防止アプリだ。
検証の参加者は5人1組のチームを組み、チーム内で合計歩数を定めて「みんチャレ」アプリのチャットで励まし合いながら、目標歩数達成に向けてチャレンジしていく。
外出時にみた景色や、毎日の食事などの写真をアプリ内で共有でき、チャットを通じてコミュニケーションを活性化させ、モチベーションを高める。
仲間と励まし合って取り組むことで、運動習慣を身につけられる仕組みだ。
(執筆:デジタル行政 編集部)