和歌山市、産学民と連携してデジタル技術を活用した施策に着手[ニュース]

和歌山市、産学民と連携してデジタル技術を活用した施策に着手[ニュース]

和歌山市はまちなかの賑わい創出のため、これまでにも大学の誘致やPark-PFIなどを展開してきた。今回の取り組みでは、和歌山市と一般社団法人関西イノベーションセンター、株式会社HULIX、株式会社ビーブリッジがウォーカブルシティの実現・まちなかの賑わい創出に向け、産学民で連携し、3次元計測データの活用やARを活用したサービスを提供し、デジタル技術を用いた新たな施策で市街地を盛り上げる。

デジタル技術活用の内容

和歌山市街地を盛り上げるため行われることは以下の2つ。

  • 3次元データ活用によるデジタルツイン技術
  • AR技術を用いたおすすめスポットの公開

デジタルツイン技術は、現実世界とリンクした状況を仮想空間上に演出させる技術のことだ。街中を行き来する人や環境データを収集し、動きに合わせたシンクロ状況をデジタル技術で反映させる。また、プライバシーに配慮した形を取り、多くの人が楽しめる工夫を凝らす。

おすすめスポットの公開は、お出かけ情報シェアアプリ「coconey」上に掲載。アプリをダウンロードし、「やんやんセレクト」を選択することで閲覧できる。ARコンテンツが限定で出現し、記念撮影をできることが特徴だ。

ウォーカブルシティの取り組み

和歌山市は、2021年6月に国土交通省から「新しいまちづくりのモデル都市」に選ばれた。新たな日常や稼げる空間を推進したソフト事業、京橋親水公園と和歌山城ホールの整備をするハード事業に着手し、都市魅力の向上を図っている。

(執筆:デジタル行政 編集部)