福島県西会津町、ブロックチェーン技術を基にモバイルアプリを開発[ニュース]

福島県西会津町、ブロックチェーン技術を基にモバイルアプリを開発[ニュース]

福島県西会津町は、人口6,000人に満たない小さな町だ。町はブロックチェーン技術を基にしたモバイルアプリ「石高プロジェクト」を開発し、2013年8月2日にリリースした。Web3技術で農業DXを推進し、メイン事業である稲作の発展を狙う。

石高プロジェクトとは

石高プロジェクトは、福島県西会津町のメイン事業である稲作に焦点を当てたアプリである。収益の安定や新規販路の開拓として活用する予定だ。

西会津町の農家数は減少傾向にあり、農業の担い手不足、耕作放棄地の増加、有害害獣の被害など多様な問題が噴出している。町は石高プロジェクトを活用することで西会津のファンを増やし、ファンと共同して稲作に関する負担の分散や地域課題の解決を図る狙いだ。

石高プロジェクトは、西会津町への金銭的な支援やボランティアに関するさまざまなシステムを搭載している。また、将来的には米のNFTマーケットや地域通貨の開発も目指している。

なお、西会津町は株式会社Questryをデジタル技術活用における戦略的パートナーに採択している。

福島県西会津町のDX取り組み

西会津町は地域課題解決に向けたさまざまな取り組みを行っている。メイン事業である農業や森林資源に関するビジネス領域、地域住民の快適化を叶える生活面、行政に関連した業務など、幅広い分野でDXの推進を展開中だ。「笑顔つながり、夢ふくらむまち」を基本理念に掲げ、住民全員が住みやすい町づくりに励んでいる。

(執筆:デジタル行政 編集部)