富山県舟橋村、村のサイトにAIを試験導入で利便性向上へ[ニュース]
富山県舟橋村は、株式会社コウズと連携協定を結んだ。これにより、コウズが提供するAIのWeb解析システムを使って、村公式サイトの利便性を向上させる実証実験を行う。
舟橋村の特徴
舟橋村は富山市から電車で15分ほどとアクセスがよく、富山市のベッドタウンである。全国で最も面積の小さい自治体だが、人口は増加傾向にあり住民の平均年齢も若い。そのため子育て世代も多く、老若男女問わず使いやすいウェブサイトが求められている。
Web解析システムの概要
コウズの解析システムは、ウェブサイトのアクセスを分析し現状の課題を発見、AIが解決策を提案する仕組みだ。提案した解決策をもとに公式サイトを改善し、再び分析を行う。改善と解析を繰り返し、利便性の高いウェブサイトにすることが目的だ。コウズは2019年よりAIの開発を開始し、自治体のウェブサイトに関する知識・経験不足を補うツールの提供を実施している。
舟橋村はこれまで、村の公式サイトでさまざまな情報を提供をしてきたが、どれだけの村民に届いているのか、またどのような改善が求められているのかが具体的に把握できていなかった。AIを導入し、閲覧者のニーズに沿ったウェブサイトの実現、そして村民サービスの向上を目指す。
(執筆:デジタル行政 編集部)