高知県、IoPクラウド「SAWACHI」を利用する農家数が1,000戸突破[ニュース]
2022年9月から高知県が本格的に運用を開始した、農業データを連携させるIoPクラウドの「SAWACHI」は、現在多数の農家で利用されている。
この度、利用農家数が1,000戸を突破。それを記念し、高知県庁はセレモニーを開催した。
IoPクラウド「SAWACHI」運用の目的と概要
高知県は、2022年9月から「SAWACHI」の運用を開始。「もっと楽しく、もっと楽に、もっと儲かる」農業の実現を目標に掲げており、希望する県内の生産者なら誰でも利用が可能だ。
セレモニーの内容
「SAWACHI」のユーザー数が1,000戸を突破した記念として行ったセレモニーには、2022年12月の大雪で被害を受けたイチゴ農家等6名が出席。知事が「SAWACHI」アカウント登録証を贈呈した。
「SAWACHI」の概要
「SAWACHI」は、農家のために高知県が開発した営農支援サービスだ。農業を運営するために必要なデータをIoPクラウドに集約し、だれでも簡単に確認できる。
「SAWACHI」は、環境の温度・湿度・CO2濃度・日射量等のデータを、数値・グラフで分かりやすく示す。また、異常が発生した際は緊急メールを送信する。ハウス内のカメラから、作物の育成状態の確認も可能。作物の花数や実の数を集計し、数値を可視化する。近い将来、データをもとにして収穫時期の予測につなげることを目指す。
「SAWACHI」は、高知県へ申請・手続きをすれば、自分のスマートフォンやタブレット・パソコンなどから利用できる仕組みだ。
(執筆:デジタル行政 編集部)