神奈川県伊勢原市、民間企業2社と協力し、市民の生活習慣病予防へ取り組む[ニュース]
神奈川県伊勢原市は、市民の健康促進を目的としたプログラムを開始した。20歳以上の市民と在勤者が対象となる。エーテンラボ株式会社の5人1組のチームでウォーキングを継続するアプリ「みんチャレ」と、株式会社askenの食生活管理アプリ「あすけん」を活用したプログラムだ。
健康促進プログラム導入の概要
伊勢原市は令和3年度と4年度に、「みんチャレ」を生活習慣改善支援のために導入していた。結果、10月からの2か月間で参加者の90%がウォーキング継続を達成したため、今年もプログラムの実施を決定した。
これまではウォーキング継続に関する支援のみであったが、今年は食生活管理アプリ「あすけん」も同時に導入し、さらなる支援を行う。
支援の内容
令和5年7月13日から令和6年1月13日までの期間行われる。伊勢原市民と在勤者のうち、20歳以上で生活習慣病のリスクが高いと診断された人が対象だ。
定員は200名。参加者は生活習慣病に関する講義を受け、2ヶ月間のウォーキングを含む生活習慣改善に取り組む。
プログラム開始から2週間後と1か月後に、血糖値を測定し血糖の変動を測定。また、プログラム開始時と終了時には、体組成を測定する。
生活習慣のアンケートも実施し、測定結果と併せて評価する予定だ。
今後の展望
市は高齢者のフレイル予防にも「みんチャレ」を役立てたい考えだ。
フレイル予防には、バランスの取れた食事と適度な運動だけでなく、社会活動への参加も重要なポイントである。
「みんチャレ」が5人チームでのウォーキング継続アプリであることを利用し、社会活動の一環とするだけでなく高齢者にアプリ慣れしてもらうことで、デジタルデバイド対策にもつなげたい考えだ。
(執筆:デジタル行政 編集部)