愛媛県松野町、「mobi」でオンデマンド交通の実証運行を開始[ニュース]
愛媛県松野町は、8月1日(火)から12月31日(日)の期間、オンデマンド交通の実証運行を開始する。
業務を委託をしたCommunity Mobility株式会社から、AIシェアリングモビリティサービス「mobi」を提供してもらう。
オンデマンド交通実証運行の概要と目的
愛媛県は令和4年度に開催した「えひめ南予きずな博」の開催中に、スマートフォンだけで複数の公共交通機関を円滑に利用できる「南予デジタル交通チケットYODO MaaS」の実証実験を行った。
その結果、駅やバス停から目的地に行くまでの交通手段に課題が顕在化していたため、MaaSの促進やオンデマンド交通の実証導入を検討した。
オンデマンド交通の活用で利便性を高め、交通手段の強化と公共交通全ての利用促進が目的である。
今回、実証に向けて導入するオンデマンド交通では、Community Mobility株式会社に業務を委託。Community Mobility株式会社は北宇和郡松野町で「mobi」を提供する。
サービスの内容
サービスの提供エリアは、愛媛県北宇和郡松野町エリアの松丸・延野々・豊岡地区全域・富岡・吉野地区一部地域だ。エリア内には駅・診療所・スーパー・コンビニなど生活に欠かせないスポットが含まれている。
利用者は、mobiのアプリやカスタマーセンターへの電話で、必要な車両を簡単に手配できる。また、乗降場所はサービス開始時点で190ヵ所に設置。利用者が使いやすいように、乗降場所の追加・変更のリクエストも可能だ。
運行は、有限会社松野タクシーと伊予吉野タクシー有限会社が行う。
エリア定額乗り放題『mobi』の概要
「mobi」は、好きな出発地と目的地をリクエストすれば、エリア内どこでも迎えに来てくれるサービスだ。専用のアプリや電話で呼び出して、移動ができる。
AIルーティングで道路の状況やエリアの移動リクエストを考慮し、最適なルートで目的地まで送り届けてくれる。
エリア専属のプロドライバーが運行するため、子どもからお年寄りまで安心して利用可能だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)