福井県あわら市、サイバーセキュリティへ意識向上へ民間企業と協力[ニュース]
福井県あわら市は、トレンドマイクロ株式会社と、サイバーセキュリティのリテラシー向上に取り組む連携協定を締結した。
協定締結の経緯
デジタル技術の向上で、暮らしは急速に便利なものへ進化している一方、情報漏洩のリスクや、サイバー攻撃の脅威にさらされている。
あわら市は、重要な情報や個人データの管理を徹底するためには、セイバーセキュリティのリテラシー向上が不可欠だと判断した。今回の協定締結において、サイバーセキュリティに長年携わってきたトレンドマイクロ株式会社と連携し、職員のリテラシー向上だけでなく、市民への啓蒙活動も行いたい考えだ。
協定の具体的内容
市は、今回以下の7つについて協定を締結した。
- 市職員への、サイバーリテラシー向上の支援
- 市民への、サイバーリテラシー向上の支援
- 市民が参加できる座談会や、スマートフォンのワークショップ開催
- 安全にデジタル運用を行うための支援
- サイバーセキュリティの脅威について共有
- 官民連携で行う、持続可能を意識した経済活動に関する共同施策を検討
- その他、市が要請し、トレンドマイクロが引き受ける事項
あわら市は、幅広い経験と、専門知識を持つトレンドマイクロの協力を得て、市民への啓蒙活動を行い、市全体のサイバーセキュリティ向上を図りたい考えだ。また、高齢者に対しスマートフォンのワークショップを開催し、デジタルデバイドの解消にも取り組む。
あわら市は、この協力関係が市の未来を安全なものにするための第一歩になると、期待を寄せている。
(執筆:デジタル行政 編集部)