三重県桑名市、AIの活用で市民サービス向上を目指す[ニュース]

三重県桑名市、AIの活用で市民サービス向上を目指す[ニュース]

三重県桑名市は、行政・企業向けの生成型AIサービスを提供する株式会社FIXERと連携し、市民サービスの向上を目指す。

行政・企業向けAIサービスの特徴

導入するシステムは「GaiXer (ガイザー)」と呼ばれる、行政・企業向けの生成型AIサービスだ。市民サービスをガイザー上に構築することで、情報漏洩のリスクを防ぐ。

行政・自治体においては、議会答弁作成、各種報告書作成、新施策実施に向けたキャッチコピーの作成などの業務をAIが担当できる。また、日程調整やお詫びのメールの作成なども可能だ。桑名市はAIの導入で、市政業務の効率が上がることを見込んでいる。

桑名市のAI導入実例

桑名市はデジタルファースト宣言を2021年に出し、市民サービス、まちづくり、行政運営におけるデジタル化推進の目標を掲げている。

これまでにも、桑名市は積極的にAIを活用してきた実例がある。子育て世代が市に寄せる相談に、日中以外でも対応できるようAIチャットボットを導入し、AIが適切なルートやダイヤを考えるコミュニティバスの試験運用を2度行った。コミュニティバスの試験運用では市民からのフィードバックを受け付け、AI導入でより便利な暮らしの実現に取り組んでいる。

桑名市は今回のガイザー導入で職員の負担を軽減し、市民に対してより手厚いサービスの提供を目指す。

(執筆:デジタル行政 編集部)