秋田県湯沢市、「スマホ市役所」を開設[ニュース]

秋田県湯沢市、「スマホ市役所」を開設[ニュース]

6月30日、秋田県湯沢市は、LINEからの行政手続きを可能にする「スマホ市役所」を県内で初めて導入した。また、同じくLINEを活用した取り組みとして、7月18日より夏休みに帰省する学生を対象とした飲食経費還元サービスの開始を発表している。

概要

湯沢市は2015年に公式LINEアカウントを開設したが、十分な情報発信をできていないことが課題であった。この課題を解決するために、株式会社Bot Expressが提供するシステム「GovTech Express」を活用したスマホ市役所の導入を進めた。今後は飲食経費還元サービス「ふるさとdeまんぷく支援事業」の申請や送金をはじめ、さまざまな事業で活用する予定だ。

「スマホ市役所」の利点

「スマホ市役所」は市民サービスの向上とデジタル化を図る目的で設置している。市民は当システムの導入によって、市民サービスを受けるために来庁することや申請書を記入することが不要になった。また、役所で働く職員も、紙の資料を集計する作業や窓口対応に割かれる時間が減り、効率よく業務を進められるようになった。そのほか、自ら検索しなくても情報が送られる仕組みを採用しているため、スマートフォンでの検索に慣れていない高齢者でも情報を見逃しにくい作りになっている。

(執筆:デジタル行政 編集部)