新潟県粟島浦村でオンラインの医療事務サービスを開始 [ニュース]
概要
新潟県粟島浦村は、株式会社BSNアイネットが提供する、医療事務のクラウド型サービスを導入した。粟島へき地出張診療所で利用されるオンライン医療事務サービスは、医療事務業務の効率化とへき地診療への対応を目的としており、2023年4月から提供が始まった。
現在は、専門のサービス担当者が月に3回の会計処理日にオンライン上で処理を行い、請求領収書の発行業務を行っている。
導入の背景
新潟県粟島浦村にある診療所は現在医師が不在であり、診療は他の医療機関である医師との週2〜4回のテレビ電話を使用した遠隔診療で行われている。
以前は、看護師が会計処理と請求領収書の発行を担当していた。一方で、慣れない業務による請求金額の誤りやレセプトの修正などが発生し、看護業務以外の作業負担が増えるという課題があった。
新潟県粟島浦村は、オンライン医療事務サービスの利用で、本来は診療所で行う事務作業の外部委託を実現している。
医療事務サポートセンターにいる経験豊富な医療事務担当者が会計作業を代行することで、請求の誤りを減らし、看護師の医療事務作業の削減を達成した。
(執筆:デジタル行政 編集部)