栃木県小山市、特設サイトで市民の要望を反映する実証実験の結果を公開[ニュース]
栃木県小山市は、駅周辺再開発計画「PLAN OYAMA」の策定にあたり、デジタルプラットフォーム「my groove」を導入し実証実験を行った。今回、その過程と結果を公開した。
「PLAN OYAMA」とは
「PLAN OYAMA」とは、栃木県小山市が作成した2054年までのまちづくり計画のことである。
小山市は、市街地における再開発が進み人口が増える一方で、空き家や商業ビルの空き店舗などが駅周辺に存在し、賑わいのある街とは未だ言い切れない。かつては、駅周辺に大きな工場もあり活気あふれた小山駅周辺の姿を、本格的な再開発で取り戻したい思いがある。
行政主導の計画だけでは日々変化する社会情勢に対応できないと判断した小山市は、官民共創の再開発を行うために、市民の意見を募集した。
デジタルプラットフォーム「my groove」とは
my grooveとは、株式会社Groove Designsが提供するデジタルプラットフォームのことである。
このサービスを利用することで、まちづくりが現在どの段階にあるのかや、今後の見通しなどが一目で分かる。また、意見募集ページや簡易アンケートを設けることで市民の声を集められ、官民一体となってまちづくりを進められる。
実証実験の結果
小山市は、2週間半にわたり市民の意見を募集。my grooveへ約200件の意見と、それに対する約500件のリアクションが集まった。簡易アンケートには約1300件の回答が集まり、20代から40代が回答の約8割を占めたことから、若い世代のまちづくりへの関心が伺えた。
小山市は、幅広い世代の意見を投影しながらよりよいまちづくりを目指す。
(執筆:デジタル行政 編集部)