三重県桑名市、教育委員会がリモート社会見学に「DXマイスターシリーズ」を採用[ニュース]
三重県桑名市の教育委員会は、新型コロナウイルスの影響でさまざまな学校行事が中止や縮小することとなった事態を受けて、リモートでも社会見学ができる「DXマイスターシリーズ」を導入した。
DXマイスターシリーズ
「DXマイスターシリーズ」は株式会社水谷精機工作所が提供しているDX(デジタルトランスフォーメーション)サービスだ。
CADデータや点群データを立体視することや、スマートグラスを使用した遠隔ビデオ会議システムとして開発されたものである。
桑名市の教育委員会は、それらを活用し感染症対策の面から児童の安全を確保し、遠隔からでも工場見学が行えるリモート社会見学ツールとして導入した。
実施内容
工場へ学校の代表として訪問している先生がスマートグラスを着用し、スマートグラスを通して映像を教室のテレビに映し出すことで、生徒が工場の様子を見学できる。
訪問先では代表して訪れた先生が生徒に代わってさまざまな体験をしたり、工場の従業員が生徒の質問に答えたり、工場内の説明をするなどリアルタイムならではのやり取りもあった。
実施後の評価
生徒らには、配布されたタブレットを積極的に活用し、前向きな姿勢で社会見学に参加している姿が見受けられた。昨今では、タブレットを活用して授業をする機会もあることから有効な取り組みだったといえる。
(執筆:デジタル行政 編集部)