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【奈良県葛城市】AIを活用した相談支援を実施[先進事例]

【奈良県葛城市】AIを活用した相談支援を実施[先進事例]

奈良県葛城市はAI相談システムを構築し、地域の学校で利用・実践している。学校生活の一部にAI相談室の利用時間を組み込み、子どもたちの悩みを早期に発見する。

AI相談システムの概要

奈良県葛城市はAI相談システムを通して、子どもたちの悩みを早期に発見できる環境を構築している。子どもたちがデジタル端末に入力したアイコンや日記・アンケートなどの情報を解析することで、学校職員は生徒の気分を一覧で確認できる。このシステムを通して対人相談のきっかけを作り、引きこもりや登校拒否につながるリスクを事前に解消する。

AI相談システムの運営管理は「こども未来創造部こども・若者サポートセンター」が行っている。サポートセンターには臨床心理士が多く在籍しており、子どもたちから寄せられたSNS相談を1件ずつ確認し状況に応じて返信している。相談システムのアカウントを一度発行すると半永久的に利用できるため、学校卒業後も継続した支援が可能だ。

AI相談システムの利用率向上

奈良県葛城市はAI相談システムの利用率を向上させるため、県内のご当地キャラを使用している。子どもたちに馴染みやすいキャラを使用しながら、日常会話をメインに会話を続けることで相談しやすい環境を作っている。ご当地キャラを使用した相談システムは、2022年5月から本格的に運用されている。

【参考情報①】 

人口:3.8万人 

関連URL:https://www.city.katsuragi.nara.jp/index.html

【参考情報②】

新型コロナウイルス感染症セーフティネット強化交付金(厚労 省)とは 

URL:gaiyo-09.pdf (mhlw.go.jp)

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: 

ttps://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)