静岡県、マッチング支援サイト「むらマッチ」を公開[ニュース]
静岡県はマッチング支援サイト「むらマッチ」を公開し、農山村地域と企業をつなぐ取り組みを実施している。「むらマッチ」を通して協働活動の機会を創出し、地域を活性化させる狙いだ。
「農山村地域」の課題
静岡県の農山村地域は食料を生産する場であるとともに、多様な生き物を育む役割を果たしている。地域でさまざまな役割を担っている農山村を今後も維持する必要があるが、少子高齢化の影響で農業の担い手は不足している状況だ。住民の力だけで農山村を維持することは困難であり、関係人口を増やす必要がある。そこで静岡県は「むらマッチ」を活用し、農山村地域の課題を解消する狙いだ。
「むらマッチ」の活用
「むらマッチ」は農山村地域と企業をむすぶマッチング支援サイトで、令和5年4月3日から導入されている。サイトを通して両者の資源や人材・ネットワークを活用しながら、協働活動できる機会を創出する狙いだ。
農山村地域が人材やアイディアを求めている一方で、新たなビジネスを検討する企業は農村の地域資源や活動フィールドを求めている。マッチング支援サイトの利用を通して、両者をつなぎ双方にメリットがある協働活動を実現させる。
静岡県は「むらマッチ」を通して地域活性化を図ると伴に、SDGsの推進につなげる。今後もサイトに登録したユーザー同士の顔合わせや意見交換の場を企画し、マッチングを支援する予定だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)