【秋田県仙北市】デジタル人材の育成[先進事例]
秋田県仙北市は「サテライトオフィス誘致促進事業」を進めている。首都圏に位置する企業のサテライトオフィスを県内に誘致することで、地域の雇用促進を図る。
事業の背景
秋田県仙北市は地元に若年層が定着せず、未来を担う人材が不足している。この課題を解決するため「サテライトオフィス誘致促進事業」を推進し、地域活性化を図っている。誘致活動を通して、魅力的な雇用の場を創出する狙いだ。
その一環として秋田県仙北市は、デジタル人材の育成講座を開催している。誘致活動とあわせてデジタル人材を育成し、地域活性化の相乗効果を図る。
デジタル人材の育成
秋田県仙北市はデジタル人材育成講座を実施し、未来を担う人材の育成や地場産業の強化を推進する。令和3年度のデジタル人材育成講座には地元高校生や社会人などが参加し、10代〜50代の10名が受講した。デジタル人材育成講座では、3チームに別れてスマートフォンアプリの開発に挑戦し、学校掲示物の電子化アプリを発表したチームが優秀賞に選ばれた。
さらに秋田県仙北市はデジタルデバイドの解消を図るため、高齢者を対象にスマートフォン講座を開催している。情報リテラシーを育むため、小中学生にもスマートフォン講座を開催している。秋田県仙北市は講座を通して、未来の地域を担うデジタル人材の育成を推進する。
【参考情報①】
人口:2.5万人
関連URL:IoT推進ラボ 地方版 (ipa.go.jp) (仙北市IoT推進ラボ)
【参考情報②】
地方創生推進交付金(内閣府)とは
URL:
地方創生推進交付金(まち・ひと・しごと創生交付金) – 地方創生推進事務局 (chisou.go.jp)
本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」:
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)