【愛媛県】県内一斉ライブ授業 「えひめいじめSTOP!デイ」[先進事例]
愛媛県はいじめ問題への啓発を目的として、小学生と中学生を対象としたライブ配信授業を開催した。これは愛媛県内の小学校6年生と中学校1年生を中心にした児童約24000人をオンラインでつなぎ、いじめの問題について考えるものである。
概要
オンライン授業の際は民間放送局とタッグを組み、インターネット接続のスムーズな運営や会場とリモート校をつなぐ円滑な進行を実現した。今回の取り組みで行われたオンライン授業の内容は以下の通りである。
- センター校からの問題提起
- オンライン討議「いじめ問題について考える」
- 県内の各小・中学校での話合い
- ゲスト、アドバイザーによるコメント・助言
- ライブ授業の様子やいじめ問題の解決に取り組む子どもたちの姿をドキュメンタリー番組(30分)として地上波で放映
- ライブ授業の様子をデジタル新聞「えひめ愛顔の子ども新聞」にまとめ、県内すべての小中高校生に配信
取り組み後の反応・今後の取り組み
授業後に実施したWebアンケートでは、97%が「参考になった」と回答した。今後は11月にオンライン授業を開催し、新たに演劇ワークショップを取り入れる予定である。また、ラジオ番組との連動や児童の声をリアルタイムで反映できる仕組みの導入も発表されている。
【参考情報】
人口:133.2万人
関連URL:http://ehime-c.esnet.ed.jp/jinken/index.html
(えひめ愛顔の子ども新聞)
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」:
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)