【鹿児島県瀬戸内町】プログラミング教育の一環で町の魅力をPRする取組例[先進事例]
鹿児島県瀬戸内町は、奄美大島の南端に位置しており、平成30年度から文部科学省のIoT実装推進事業が導入された。この事業では、町内の小学生がプログラミング教育の一環として、奄美大島の魅力を発信する取組に着手した。
概要
今回の事業では、離島におけるICT教育環境の整備や、プログラミング学習システムの検証など地域の教育課題の解決に向けた実証に取り組んだ。具体的には、小学生が奄美の特産品や動植物などをクラスの仲間と協働で表現する試みが行われた。学習には、プログラムのコードをテキスト入力せずとも、ブロックを並べるだけでプログラミングができるインテリジェントブロックが活用された。作成後は資料をHPにも掲載することによって、郷土の魅力発信にもつなげる狙いがある。町では、今回の取組の成果を踏まえて、プログラミング教育のようなIoT教育に取り組む方針である。
取り組みのきっかけ
瀬戸内町は、町内の魅力や特色などに興味・関心をもつ児童の育成や、小学校プログラミング教育の推進を図るという観点から、今回の取組を決定した。また、プログラミング教育を学びながら、他の教科や教育活動とつながりをもたせることに重きを置き、地域における課題の抽出や事業者との調整も行う方針である。
【参考情報】
人口:0.9万人
情報通信技術利活用事業費補助金
(地域IOT実装推進事業)(総務省)とは
URL: https://www.soumu.go.jp/menu_news/snews/01ryutsu06_02000186.html
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)