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【滋賀県守山市】AIドリルを導入し、家庭学習の充実・授業における指導に活用[先進事例]

【滋賀県守山市】AIドリルを導入し、家庭学習の充実・授業における指導に活用[先進事例]

導入の背景

滋賀県守山市では、コロナ禍における児童生徒の学びの保障・家庭学習の充実・学びの状態の把握・学習への指導に活用するため、市内の小中学校の全学年に対し、AIドリルを導入した。

AIドリルの詳細

目標

GIGAスクール構想の早期実現によって、一人一台の端末が整備された。守山市では、「授業づくりで必要となるICTとは何か」という観点での授業作りを中心とし、ICTの有効性を研究している。 

市は、単にAIドリルを導入するだけではなく、「学校や教員が課題解決のために有効だからICTを活用する」というスタイルを目指している。

活用方法

AIドリルとは、AIによって子ども一人ひとりに最適化された問題を解くことにより基礎学力の定着を図るというものだ。

 具体例としては

・課題テストの結果に応じ、個別に出題される復習課題に一定期間取り組んだ上で、各々の 苦手なところにチャレンジさせる。

・理科では、仮説を立てたり、観察や実験結果をもとに考察し、表現する力を必要とする。 その際に必要な基礎となる知識をAIドリルで補っている。

思考を深める場面でのノートの取り方や考察など、表現の質的な変化に現れることを期待している。

導入の効果

市は有効性を判断するために、全児童生徒を対象にAIドリルの試験導入と検証を行った。

経済産業省のEdtech導入補助金(令和2年度)を活用し、本格導入に向けた検証を進めた。

これから導入する学校にひとこと

近年、急激に教育とICTが身近となった。 AIドリルは導入したら終わりではなく、児童生徒が学ぶ力を向上させるために、狙いを明確にし、どのように活用するのかが重要だ。 

【参考情報①】 

人口:8.5万人 

関連URL:https://city.moriyama.lg.jp 

【参考情報②】

edtech導入補助金(経済産業省)とは 

URL:https://www.edt-hojo.jp 

参考サイト:

ICTニュース

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」:

https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)