【北海道札幌市】家庭教育に関する情報のハブとなるサイトを構築[先進事例]
背景
札幌市では、家庭での教育を支援するために、保護者に対し「さっぽろ家庭教育ナビ」による情報発信を行っている。
これまでは、平日の日中に「家庭教育学級」や講演会を開催してきた。しかし、近年は共働き世帯が増加し、平日に参加することの難しい保護者が増えてきた。
加えて、コロナ禍において学習機会への参加が難しい市民も増えていること、外出を控えて家庭で過ごす時間が増えたことなどから、いつでも気軽に情報にアクセスできるようにするべく「さっぽろ家庭教育ナビ」サイトを開設し、動画コンテンツを充実させた。
詳細
令和3年度は、さまざまな分野の講師を招き、親子が一緒に取り組める「家庭教育講座」の動画配信を行った。また、コロナ禍以前は著名人を招いて開催していた対面での講演会を、自宅からでも安心して参加いただけるようにオンラインで実施。「さっぽろ家庭教育ナビ」内に特設ページを作り、事前に募集したお悩み相談の一部を講演会の中で出演者に回答してもらい、視聴者との双方向性を持たせるなどの工夫を施した。講演会の告知にSNS広告を使用し、家庭教育を身近に感じてもらえるような取り組みを進めている。
令和3年度の事業費は8,600,000円であった。
【参考情報】
人口:196.2万人
関連URL:
https://www2.city.sapporo.jp/kyoiku/katei-kyoiku-navi/
(さっぽろ家庭教育ナビ)
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」:
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)