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【東京都】東京都公文書館所蔵資料のデジタルアーカイブ公開の推進[先進事例]

【東京都】東京都公文書館所蔵資料のデジタルアーカイブ公開の推進[先進事例]

東京都は令和2年4月1日に、公文書館においてデジタルアーカイブを開設した。このサービスは公文書館の移転開館に伴う主要事業のひとつである。デジタルアーカイブを活用すると、インターネットを通して公文書館の所蔵資料を閲覧できる。

開設の背景

歴史的資料として価値がある公文書は、東京都民の共有財産として長期にわたって保存する必要がある。その一方で公文書の活用を促進し、より多くの住民に閲覧してもらうことも大切だ。そこで東京都は、公文書館の所蔵資料をデジタルで閲覧できるサービスの提供を開始した。所蔵資料を電子化することで公文書の劣化を防ぎ、長期間にわたっての保存を可能にする。

デジタルアーカイブの概要

デジタルアーカイブを活用すると東京都の行政文書や江戸明治期の絵図、地図などを閲覧できる。歴史的資料をデータベース化することで、より多くの住民が公文書を閲覧できる環境を構築する。デジタルアーカイブを通して高精細な画像の閲覧が可能であり、利用者は施設に来場することなく公文書を閲覧できる。さらに所蔵資料の撮影や複写の手間も省ける。

東京都は今後も公文書の利用促進を図るため、デジタル画像の点数を増やす予定だ。デジタルアーカイブの運用を推進し、公文書の利用を促す。

【参考情報】

 人口:1384.4万人

関連URL:東京都公文書館 – Tokyo Metropolitan Archives

(東京都公文書館HP)

本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: 

https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf

(執筆:デジタル行政 編集部)