長崎県波佐見町、建設テックのクラッソーネと空き家除却促進に係る連携協定を締結[ニュース]
長崎県波佐見町は、解体工事の見積もりWebサービスを運用する株式会社クラッソーネと、空き家除却促進に関わる連携協定を締結した。波佐見町はクラッソーネと協調し、管理不全状態の空き家について除却を促進し、安全なまちづくりを推進する方針である。
背景
近年、全国で管理されていない空き家が増加し、社会課題と化している。空き家の増加は長崎県でも同様であり空き家率は15.4%だ。全国平均の13.6%よりも高い水準である。波佐見町では令和3年度の調査時点で205戸の空き家を確認しており、これは人口構造の変化に原因があるとされている。今回、波佐見町とクラッソーネのそれぞれが持つ特長を活かして空き家問題を解決すべく、協定の締結に至った。空き家除去の補助となる取組のほか、IT技術やデータを活用して、自治体DXの推進に寄与する予定だ。
取組概要
- 「解体費用シミュレーター」を紹介
波佐見町版 解体費用シミュレーターとは、インターネットを利用して10個の質問に答えることで、解体費用の相場を把握可能にするサービス。過去の事例から長崎県全域における見積もりデータをもとに概算費用を算出する。利用時の個人情報の登録は不要。
- 処分について説明する冊子の配布
- 管理不全な空き家の除却推進
(執筆:デジタル行政 編集部)