【岡山県岡山市】デジタル技術を活用した「備中高松城の戦い」の再現[先進事例]
岡山県岡山市は令和4年度に、岡山デスティネーションキャンペーン(岡山DC)を実施した。その一環としてCG技術・VR技術を活用して「備中高松城の戦い」を体験できるコンテンツを制作した。備中高松城の戦いは、織田軍と毛利軍の激しい攻防や水攻めなどさまざまなドラマを生み出した戦だ。岡山県岡山市デジタルを活用して、岡山市の歴史的な戦いを体験できるコンテンツを構築する。
CG・VR技術を活用した「備中高松城の戦い」の再現
岡山県岡山市はCG技術とVR技術を組み合わせることで、再現性の高いVRコンテンツを完成させた。このコンテンツは備中高松城の戦いを再現しており、備中高松城の戦いの歴史や物語を追体験できる。VRコンテンツを通して、岡山市の歴史に触れてもらう機会を増やすことが狙いだ。岡山県岡山市は現存していない備中高松城を仮想空間で表現し、備中高松城への関心を高める。VRコンテンツは令和4年6月から特設サイトにて公開されており、観光事業の拡大を図る。
今後の展望
岡山県岡山市はVRコンテンツを通じて今後も備中高松城の歴史的な価値を高めるとともに、現地でも体験型のコンテンツを整備することで、観光誘致を推進する。さらにVRコンテンツの多言語化を通じて、外国人観光客に備中高松城の魅力を発信する。現在、5カ国語に対応している。
【参考情報】
人口:70.8万人
本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」:
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)