【宮崎県都城市】ドローンを活用した遺跡調査[先進事例]
宮崎県都城市は市内各地で、ドローンを活用した遺跡調査を実施している。ドローンを通して上空から遺跡の写真を撮影し、調査に役立てている。
遺跡調査におけるドローンの導入
宮崎県都城市は平成30年度~令和2年度にかけて、大規模公共事業の発掘調査を実施した。市は空中撮影の頻度が今後も増加することを見越し、委託費用と実機導入の費用を比較・検討した結果、実機の導入に踏み切った。これまで専門業者に委託してきた航空撮影を自前で実施することで、経費の削減を図る。また、市自体がドローンを操作することで調査面積も広げられ、より多くの情報を収集できる。さらに、調査の進捗に応じたタイミングで撮影できるため調査の進捗管理も可能だ。調査したいポイントに絞って撮影することで、効率的な遺跡調査ができる。
今後の展望
宮崎県都城市は、今後もドローンを幅広く活用していく。現在は、大規模な発掘調査から小規模な調査、試掘・確認調査など、さまざまな場面でドローンを利用している。また、遺跡調査だけには留まらないドローンの活用方法を検討した結果、市はドローンで撮影した動画を利用し、遺跡を紹介する動画の作成・公開をした。ドローン導入におけるハードルを下げるため、府庁内で多角的な活用法を推進していく。
【参考情報】
人口:16.4万人
関連URL:
宮崎県都城市ホームページ トップページ (city.miyakonojo.miyazaki.jp)
本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)