【長野県上田市】デジタル技術を活用した河川実態調査[先進事例]
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上田市は、「上田市スマートシティ化推進計画」のAI・IoTを活用した安全な地域づくりのもと、河川の現状を把握し、災害時の危険性を早期把握する。同時に、減災、防災を進め地域住民の安全・安心な暮らしを支える基盤強化を促進する。
概要
ドローンによる航空写真撮影および360°カメラによる河川現況調査を行い、画像データを全庁で使用する統合型GISシステムに搭載することで、横断的な情報共有及び業務の効率化を図る。河川の護岸のような主要構造物の健全度を360°カメラ画像から容易に判定できる。また、更新によってデータを蓄積することで、老朽化の進行度に応じた、メンテナンス計画に利用することが期待されている。導入時の令和3年度は、実証的に河川実態調査を単独費で実施した。令和4年度からは事業化にあたり、内閣府のデジタル田園都市国家構想推進交付金（令和4年度）を活用する予定である。
導入のきっかけ
今回のシステムは、令和元年東日本台風によって被災した社会インフラのうち、管理する中小河川の被害実態の把握に長期間を要したことをきっかけに考案された。加えて、河川の危険個所の状況を常時把握できる仕組みを強化するため、河川版「ストリートビュー」イメージの管理ツールという構想に行きついた。
【参考情報】
人口：15.6 万人
関連ＵＲＬ：
https://www.city.ueda.nagano.jp/uploaded/attachment/30441.pdf
（上田市スマートシティ化推進計画）
デジタル田園都市国家構想推進交付金（内閣府）とは
ＵＲＬ：https://www.chisou.go.jp/sousei/about/mirai/policy/policy1.htm
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」:
https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」：
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
（執筆：デジタル行政 編集部）