東京都、合同会社Monoidの経営革新計画を承認[ニュース]
東京都は、合同会社Monoidが発表した経営革新計画を承認した。
経営革新計画とは
経営革新計画とは、中小企業が新たな事業活動に取り組み、その結果経営の向上を図る計画のことを指す。これらの計画に対して、国や都道府県知事が中小企業等経営強化法に基づき承認をする。これは、計画書に記載されている商品やサービス、事業内容を認定するものではなく、あくまで承認にとどめる。
東京都は、合同会社Monoidが発表した事業MONOZIPに対し、令和3年12月〜令和8年11月の5カ年計画で経営革新計画を承認した。
東京都が承認したMONOZIPとは
東京都が承認した経営革新計画のMONOZIPとは、世界中の地理情報と住所情報を提供するAPIサービスである。国際郵便や物流の場面で起こる言語の違いによる課題を解決するための事業だ。現在は日本・中国全土の郵便番号データベースを利用でき、今後参照できる国を増やす方針である。
今後の展望
東京都は今回の承認によって、効率的で競争力のあるサービスの実現を合同会社Monoidに期待している。合同会社Monoidに、データ量の増加や、APIの機能を強化してもらうことで利用者の利便性向上を目指す。今回承認した事業が展開されることで、全世界間での物流がスムーズに行われることが期待される。
(執筆:デジタル行政 編集部)