鹿児島県、業務環境改善のために、アイソレーション技術を採用[ニュース]
鹿児島県は県職員の業務環境を改善するため、メンロ・セキュリティ・ジャパン株式会社が提供するアイソレーション技術の採用を発表した。
アイソレーション技術採用の背景
鹿児島県で2015年度に行われたシステム更新の際、行政のネットワークを3層に分離することでセキュリティの向上を実現した。一方で、職員が外部のネットワークへ接続せねばならず、業務の手間が増えてしまったことが課題だった。そこで、2021年度のシステム更新に合わせ、アイソレーション技術を導入。このことによって、職員がシームレスにインターネットにアクセスできるようになり、業務効率を大幅に向上することに成功した。
アイソレーション技術の概要
ここでいうアイソレーションとは「分離」を意味する。デバイスとインターネットを分離し、セキュリティを強化させる考え方だ。分離し、安全なコンテンツのみをデバイスに流すことで、インターネット上の危険を遮断できる。鹿児島県はこの考え方を取り入れ、県職員の業務環境を改善した。
アイソレーション技術採用の効果
鹿児島県は、アイソレーション技術導入にあたり、クラウドベースの解決策を選んだ。多くの自治体では、クラウドベースのソリューションではなくオンプレスミスが選択される中、鹿児島県は柔軟な姿勢を見せる。その結果、管理の負荷軽減につながり、業務効率の向上に成功した。
(執筆:デジタル行政 編集部)