【広島県府中市】ワーケーション施設の整備と近隣市町との連携によるPRを実施[先進事例]
府中市では、仕事と余暇を組み合わせたワーケーションができる環境を整えるため、テレワーク環境を整備し、キャンプ地を利用したワーケーション施設「びんご府中発 自然活用型ワーケーション」をオープンした。
設立の経緯
新たな観光スタイルとして、自然豊かなキャンプ場の立地を活かしたワーケーション施設を整備することで、新たな客層を誘客したいという考えから施設の設立に至った。設立に当たって、内閣府の地方創生推進交付金を活用した。交付金でトレーラーハウスや本市主要産業である府中家具の購入、高速Wi-Fiの整備のほか、キャンプ場とワーケーション施設専用の予約システムを導入して、デジタル化の推進に取り組んだ。
今後の予定
府中市は今後、ワーケーションメニューの開発やプロモーション計画の作成に取り組み、ワーケーションを推進する。それと同時に、施設の予約状況が確認できるシステムの開発に取り組む予定である。また、福山市が主導している備後圏域連携中枢都市圏において、ワーケーションに取組む4市町(福山市・府中市・神石高原町・岡山県井原市)が連携し、利用者の周遊性を高めるための取組に参加する予定。今後のさらなる情報発信や誘客を図ることが狙いだ。
【参考情報①】
人口:3.8万人
関連URL:https://fuchu-kanko.jp/workation/
(府中市観光協会HP)
【参考情報②】
地方創生推進交付金(内閣府)とは
URL: https://www.chisou.go.jp/tiiki/tiikisaisei/souseikoufukin.html
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)