山梨県、富士通とDX推進に向けた包括連携協定を締結[ニュース]
山梨県は富士通株式会社と、包括連携協定を2023年2月22日に締結した。本協定では人材育成・地域活性化・医療・健康・防災・減災などの幅広い分野にて、最先端のテクノロジーを活用した、デジタルトランスフォーメーション(DX)を利用した課題解決を共同で推進する。また、それらを山梨県内で牽引するDX人材を育成する狙いがある。
協定の概要
山梨県は2040年までに目指す地域の姿として「県民一人ひとりが豊かさを実感できるやまなし」を掲げている。このスローガンの実現に向け、以下のような取り組みを基に、県民サービスの質向上および地域の活性化を目指す。
- DXリテラシー向上を狙ったワークショップの実施
- 地域活動を通じた知見の獲得
- 県内におけるワーケーション推進による人材の交流
- 地域課題の解決に取り組むDX人材の育成
- 電子カルテシステムと連携可能な電子版「かかりつけ連携手帳」の普及・拡大
- 災害時の情報収集や共有および発信体制の強化
今後の方針
今後、山梨県は富士通と前述の取り組みを通して、国が推進するデジタル田園都市国家構想を実現する予定。同時に、必要な人へ必要なサービスが届けられる、デジタルデバイドのない公共サービスによる、豊かで持続可能な地域社会の実現に共同で貢献する方針である。
(執筆:デジタル行政 編集部)