秋田県大館市、AIによる完全無人野球中継システムを導入[ニュース]
秋田県大館市は、株式会社NTTSportictが提供しているAIを利用して、野球を無人中継するシステムである「STADIUM TUBE Double Play」を市内の「ニプロハチ公ドーム」に設置した。自治体が運営する野球場にこのようなAIシステムを導入した事例は日本国内において初である。また、同市の屋内総合体育施設である「タクミアリーナ」にも、同社が提供するAIスポーツ映像ソリューションである「STADIUM TUBE S1」が導入された。
導入の経緯
大館市は、スポーツを中心とした地域活性を促進している。その中でNTTSportictが提供している、AIを利用して無人で試合の中継ができるサービスに着目した。その後同社から導入の提案があり、今回のAIシステム導入が実現した。導入には、国の地方創生推進交付金を活用している。
事業内容
無人中継システムを利用・導入した施設で開催される各種スポーツの試合を撮影し、Web視聴サイトでの配信を行う。会場に直接訪れなくても、タブレットやスマートフォンなどから試合の視聴が可能だ。大館市は今後、官民連携組織である「スポーツコミッション大館」の公式サイト内において、試合の自動配信を開始する予定である。
(執筆:デジタル行政 編集部)