神奈川県川崎市、不動産解体の実証実験に向け連携協定を締結[ニュース]
神奈川県川崎市は、2023年3月に不動産解体に関する実証実験を予定している。実証実験に向けて神奈川県川崎市は、バリュークリエーション株式会社と連携協定を締結した。
連携協定の背景
神奈川県川崎市は空き家の増加が見込まれており、これまでも解体工事を促進するための施策を検討してきた。空き家に関する施策をより強化するため、バリュークリエーション株式会社と連携協定を結び、実証実験を実施する。
同社はデジタルマーケティングの知見を活かし「スマートシティ官民連携プラットフォーム」に参画している企業だ。これまでも官民の垣根を超えた事業に取り組んできた。不動産解体業界のデジタル化を推進する企業と協力することで、川崎市は空き家の解体工事を加速させる。
連携協定の概要
神奈川県川崎市が連携協定を結んだバリュークリエーション株式会社は、不動産解体DXプラットフォームを提供している。このサービスは「解体の窓口」と呼ばれており、解体業者の選定を支援する。解体の窓口を利用すると、業者の見積り比較ができるため最安値で業者に依頼できる。神奈川県川崎市は不動産解体DXプラットフォームと連携し、実証実験を実施する。デジタルを活用して解体工事に関する情報を住民に届け、選択肢の幅を広げてもらう目的だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)