埼玉県、メタバースを利用した行政サービスを実証実験[ニュース]
埼玉県は浦和駅から埼玉県庁をメタバース空間で再現し、行政サービスの実証実験を実施した。実証実験は、株式会社三菱総合研究所・日本ビジネスシステムズ株式会社・株式会社Psychic VR Lab・日本マイクロソフト株式会社と合同で行う。
実証実験の背景
新型コロナウイルス感染症が拡大しているため、場所や空間を問わずに情報発信できコミュニケーションがとれるツールの需要が高まっている。そこで埼玉県はメタバースを活用し、行政サービスの実証実験を実施した。メタバースを通して、リアルな街並みを再現することでより効果的な行政サービスの提供を目指す。
実証実験の概要
実証実験はメタバースの導入難易度や効果・課題などの検証が目的だ。イベント情報案内板や県産品特売所・ミニガイドなどのコンテンツを埼玉県職員が試用する。実証実験に参画している各社とともに導入における技術面や運用面、効果を評価・検証する。メタバースを活用した県産品特売所では、3Dモデル化した県産品を立体的に見れる。今後は、メタバース空間を活用したECサービスの導入や情報発信が想定されている。また、施設や窓口案内への活用や伝統工芸品の販路開拓も期待できる。実証評価期間は、2023年2月6日(月)から2023年2月17日(金)までの予定だ。
(執筆:デジタル行政 編集部)