京都府亀岡市、実証事業の成果報告会を開催[ニュース]
京都府亀岡市は地域活性化を図るため、全国の企業や事業所を対象にビジネスアイディアを募集した。デジタルやテクノロジーを活用して、サンガスタジアムbyKYOCERAの集客力向上を図り、新たなビジネスチャンスを検証する。令和4年度の募集では4社の採択事業者が選出され実証事業を推進をしており、成果報告会は令和5年2月28日、サンガスタジアムbyKYOCERAで開催する予定だ。
4社で実施された実証事業の概要
下記で採択された4つの実証事業を紹介する。
人流・CO2データの収集・運用
京都府亀岡市は株式会社村田製作所を採択した。株式会社村田製作所が提供するセンサーの設置で、混雑情報やCO2濃度データを収集しスタジアムの人数把握や防犯対策などに役立てる。実証事業を通して、データを利用した施設管理の実現を検証する。
ドローンを利用した鳩のフン対策
京都府亀岡市は株式会社Red Dot Drone Japanを採択し、遠隔操縦が可能なドローンの利用方法を検証する。実証事業ではドローンを通して、サンガスタジアムにおける鳩のフン被害を軽減できるかを検証した。
ドローンを利用したライトショー
京都府亀岡市は東洋音響株式会社を採択し、ドローンを利用したライトショーの実証事業を実施した。実証事業でライトショーの集客力を測定し、位置情報取得精度の向上を図る。ドローンライトショーは京都府で初めての開催であった。
顔認証システムを活用した子どもの出席確認サービス
京都府亀岡市はDXYZ株式会社を採択し、顔認証システムを利用した見守りサービスの導入を検証する。顔認証システムを活用すると子どもの出席確認がとれるため、保育園や幼稚園での展開も検討する。
(執筆:デジタル行政 編集部)