【埼玉県】介護現場におけるICTの導入・活用を支援[先進事例]
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埼玉県は、介護事業所の負担軽減を目的とし、ICTの導入及び活用の支援を実施した。
ICTの活用度合いは各事業所で異なるため、ICTの導入段階に応じて下記の事業を進めている。
・ICT導入支援モデル事業
・スマート介護施設モデル事業
これらの事業は、介護保険が適用される介護事業者を対象とした事業である。
介護現場におけるICTの導入・活用の背景
介護施設における生産性の向上は、喫緊の課題である。近年、急速に高齢化が進み介護需要は高まっている一方で、介護人材は不足している。これらの問題を解決するため、テクノロジーを効率的に活用し、介護業界の生産を上げる必要がある。そこで、埼玉県は、介護事業所を対象に、ICTの導入・活用支援を実施した。この施策は、介護職員の負担軽減や職場環境づくりの推進を目的にしている。
ICT導入支援モデル事業とは
ICT導入支援モデル事業は、ICT導入に伴う経費の補助、また、アドバイザーを派遣する事業である。ICT・介護の両方に詳しいアドバイザーを派遣し、導入した機器の活用を支援することが目的だ。この事業は、令和2年度より実施されている。
スマート介護施設モデル事業とは
スマート介護施設モデル事業は、既にICTを導入している事業所が対象で、ICT運用を長期的に支援する事業である。モデルケースを作り、県内に広げることを目標としている。この事業は、令和3年度より実施されている。
【参考情報】
人口：739.4万人
関連ＵＲＬ：https://www.pref.saitama.lg.jp/a0603/kaigo-net/ict/dounyushien.html(県HP)
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」：
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
（執筆：デジタル行政 編集部）