【石川県津幡町】近隣市町と連携しデジタルを活用した認知症高齢者の見守りを開始[先進事例]
石川県津幡町は、令和3年8月に認知症高齢者見守り事業を開始した。在宅で生活している認知症高齢者等のご家族の負担を軽減するアイテムである。
認知高齢者の見守り事業
石川県津幡町は、在宅で生活している認知症高齢者等のご家族がIOTを活用した見守りシステムを利用することで、認知症の方が安心して外出できる環境を提供。ご家族の負担の軽減を目指している。
サービス利用を希望される方には「みまもりタグ」「感知器」が配布される。
また、利用者の見守り感知器利用料についての補助も実施している。
近隣市町との連携で認知症高齢者を守る
見守りタグを持った利用者が自宅に設置した感知器から一定の距離を離れると、利用者の家族に通知される。通知がきた利用者の家族は津幡町地域包括支援センターへ連絡をする。連絡を受けた地域包括支援センターが委託事業者に連絡し、ボランティアの方に協力依頼がされる。
ボランティアの方がスマートフォンにインストールする専用アプリは感知器の役割を持っており、利用者の家族は位置履歴を検索することで利用者のおおよその居場所を特定することが可能だ。 津幡町は、金沢市・かほく市・内灘町・白山市(石川中央都市 圏)と連携した体制を構築している。津幡町だけではなく、近隣市町みんなで認知症高齢者を見守り、サポートを続ける。
【参考情報】
人口:3.8万人
関連URL:http://219.99.208.17/division/fukushi/houkatsu_soudan.html
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部)