【青森県青森市】ヘルステックを核とした健康まちづくりプロジェクトを開始[先進事例]
青森市は、2019年2月株式会社フィリップス・ジャパンと青森市民の健康寿命延伸を基本コンセプトとした「ヘルステックを核とした健康まちづくり連携協定」を締結。浪岡地区をモデル地区として新たな事業に取り組むこととなった。
事業のねらい
1.市民の健康意識を高めることで特定健康受診率の向上や介護認定者率の低下を目標とする。
高齢者や働き盛りの世代に対し、簡易ヘルスチェックと予防プログラムを提供する。保健師や管理栄養士との面談スペースとなる車両(モビリティ)を活用し、さまざまな場所で実施することで、健康意識の低い方への予防も促す。
2.ヘルスケア関連の新たな「しごと」を創出する。
自宅での生活や生体データを「見守りIoT機器」で活用し、看護師が24時間遠隔で見守っている。そのため遠隔で見守る看護師の地元雇用を図る。
また「見守りIoT機器」単体だけではなく、複数の機器を組み合わせた新たなサービスを企画・開発することで、在宅の患者さんや高齢者が安心して生活できる仕組みを構築する。
あおもりヘルステックセンターの活用
青森市立浪岡病院内に設立された「あおもりヘルステックセンター」には看護師と訪問看護ステーションが連携し、24時間遠隔で患者を見守っている。
モビリティを活用した予防サービスや、IoTを活用したみまもりサービスを通じて得たデータから、モデル地区である浪岡地区住民の医療・健康に関する需要を分析し、新たな健康サービスを企画・推進する。
(執筆:デジタル行政 編集部)