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【高知県南国市】 マイナンバーカードを利用した健康ポータルでの電子お薬手帳機能を運用[先進事例]

【高知県南国市】 マイナンバーカードを利用した健康ポータルでの電子お薬手帳機能を運用[先進事例]

高知県南国市は、マイナンバーカード、インターネット、テレビを利用した「南国市健康ポータル」を運用している。

住民の健康管理・災害などによる医療情報の滅失リスクの回避・健康関連情報の提供などに役立てることが目的だ。

健康ポータルの利用方法

自宅のテレビに専用機器を取り付けてマイナンバーカードを読み込むことで、健康ポータルの配信する情報がテレビ画面に映し出される。電子お薬手帳もサービスの一環であり、処方された薬の登録情報や履歴の閲覧・確認が可能だ。また利用者は市が提供する健康関連情報や災害時の情報などを、健康ポータルを介して受け取れる。 

今後の展望

南国市は今後、母子健康情報サービスやほかのクラウドサービスなどと連携を図る予定である。それによって、健康ポータ ルの利便性をさらに向上させ、地域住民の健康寿命の延伸・救急や防災などに役立つ仕組みの構築を目指している。そのほか「避難者情報管理システム」との連動も視野に入れている。マイナンバーカードやスマートフォンを通じた避難者の命を守る仕組み・地域に愛着を持って住み続けられる環境作りや、蓄積されたデータを分析し的確な疾病予防と医療費削減の施策に貢献することが期待されている。そのために、マイナンバーカードの普及促進やセキュリティの向上などが大きな課題だ。

【参考情報】

人口:4.7万人
関連URL:https://www.city.nankoku.lg.jp/life/life_dtl.php?hdnKey=6406 (市HP)

※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。

総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html

「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:

https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf


(執筆:デジタル行政 編集部)