大崎町、新たな地域リユースシステム構築でecommit社と連携[ニュース]
鹿児島県大崎町は、モノの循環の仕組みをつくる環境ベンチャーである株式会社ecommitと、2022年6月29日(水)、「サーキュラー・エコノミー推進に関する連携協定」を締結した。
本協定は、ecommitの強みである資源循環の仕組みづくり、特にリユース(再利用)の推進ノウハウを、長年の住民や事業者の努力により丁寧な資源分別を行ってきた大崎町とともに地域で活かすことにより、持続可能な未来を支える、サーキュラー・エコノミーの構築を推進しようとするもの。
大崎町とecommitはこれまでにも、資源リサイクル施設に搬入される物からのリユースや、ごみとして捨てられる前に再使用可能なものを集めて次の使い手に繋ぐ実証実験等を行ってきた。今後はリユース・リサイクルを基軸として教育や福祉、雇用創出、空き家対策等、複合的に取り組んでいく。
具体的な連携協力事項
1、町の資源リサイクル施設に搬入される物からまだ使える物(以下、リユース品)を再利
用につなげること。
2、環境教育の拠点作り実現に向けた協力等に関すること。
3、空き家や移住定住等、町づくりの課題解決に向けた取り組みに関すること。
4、その他、本協定の目的を達成するために必要な事項。
⼤崎町は広⼤なシラス台地が広がる⾃然豊かな⼤隅半島に位置し、⾃治体としてリサイクル率12年連続全国1位を達成し、第2回ジャパンSDGsアワード副本部⻑賞を受賞するなど、環境問題への取り組みは「⼤崎システム」として世界的に評価されている。また、温暖な気候と溢れる豊富な⽔資源で育む農畜産物は、⽣産量も国内最⼤級ながら、⾼い品質を求め常に挑戦し続けている。
U R L :https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/
(執筆:デジタル行政 編集部 和泉 理子)