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中野区立中野第一小学校、学習プラットフォーム「Monoxer」を導入[ニュース]

中野区立中野第一小学校、学習プラットフォーム「Monoxer」を導入[ニュース]

中野区立中野第一小学校は、モノグサ株式会社が提供する、記憶定着のための学習プラットフォーム「Monoxer(モノグサ)」を2022年4月より導入した。昨年実施した実証事業では、Monoxer活用後に漢字テストの平均点が約8割に上昇した。


Monoxerは、先生が憶えて欲しい内容を登録するだけで、その内容を定着させるために必要な問題が自動で作成される。児童生徒は作成された問題をスマホやタブレットのアプリで学習する。一人ひとりの習熟度に応じて、リアルタイムで問題の出題頻度や難易度が調整されるため、各人のレベルにあった学習が実現できる。


中野第一小学校では、国語、算数、社会、理科、英語の5教科でMonoxer活用を予定。これまでは先生が紙のプリントで宿題を出し、児童は間違えた部分を反復して書いて憶えるという指導がなされていた。今後は、反復学習による記憶定着が必要な事項に関しては、プリントからMonoxerに置き換える予定。Monoxerの学習で可視化された結果を保護者と連携し、児童のモチベーションを高める声掛けを各家庭と協同で実践していく。


中野第一小学校はこれによって、これまで授業時間に使っていた記憶に係る時間を減らし、「考える」「話し合う」「伝え合う」「活用する」などの時間を多くしたいとの考え。基礎的な内容の定着を図るとともに、思考力・判断力・表現力等を育成し活用する力を身に付けさせ、個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実を図り、主体的・対話的で深い学びを推進することを狙いとする。2022年度は全教職員で、一人一台タブレットとMonoxer の活用による授業改善の研究に取り組むことを目指している。

(執筆:デジタル行政 編集部 渡辺 龍)