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群馬県初、「スマートバス停」 JR前橋駅前バスロータリーにて運用開始[ニュース]

群馬県初、「スマートバス停」 JR前橋駅前バスロータリーにて運用開始[ニュース]

前橋市は、2022年12月20日(火)より、1番乗り場(前橋公園・県庁方面)にて、乗合バス事業者6社の情報を統合したスマートバス停の運用を開始する。株式会社YE DIGITALが西鉄エム・テック株式会社と共同開発した「スマートバス停」は、群馬県前橋市内のJR前橋駅前北口バスロータリー内において採用された。


前橋市は、地域公共交通計画の公共交通の問題点や課題(情報案内がバス事業者毎に分かれている、バス停が分散していて分かりづらい、運転免許返納後も安心して利用できる便利な公共交通に)等の市民の声を受け、問題解決に向けた取り組みとして、分散されている乗合バス事業者の情報を統合するため、前橋市内を運行する乗合バス事業者6社(関越交通株式会社、群馬中央バス株式会社、 株式会社群馬バス、株式会社上信観光バス、永井運輸株式会社、日本中央バス株式会社 ※敬称略 50音順)に事業共同経営を働きかけ、「前橋市内乗合バス事業共同経営計画」に基づく共同経営について、国土交通省より独占禁止法特例法の免除を獲得。


さらに、乗合バス事業者6社が共同してダイヤを調整し、分散されていた運行情報を統合するため、標準バス情報フォーマット「GTFS-JP」を整備した。


今回、整備された「GTFS-JP」のさらなる活用として、「スマートバス停」と連携することにより、複数のバス事業者が運行する情報を1台のバス停に統合することが可能となり、見やすく統一された情報を利用者へ伝えることが可能。


「スマートバス停」は、前橋市の主要交通スポットである前橋駅前バスロータリーにて、富士フイルムイメージングシステムズ株式会社が利便性を考慮して、同社が開発した「バスナビゲーションシステム」と連携させ、導入をおこなう。


JR前橋駅前北口バスロータリーにおける「スマートバス停」運用概要

■運用開始日

2022年12月20日(火)から


■設置場所

設置場所:JR前橋駅北口バスロータリー1番乗り場

導入主体者: 群馬県前橋市交通政策課、群馬県バス協会

路線バス運行事業者:

・関越交通株式会社

・群馬中央バス株式会社

・株式会社群馬バス

・株式会社上信観光バス

・永井運輸株式会社

・日本中央バス株式会社   


■実施各社の役割

⚫ 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社

企画、デザイン設計、運行情報配信、スマートバス停機材販売・設置工事・保守

⚫ 株式会社YEデジタル

スマートバス停の開発、及び、導入支援


■導入された「スマートバス停Bタイプ」について

31.5インチのデジタルサイネージにバスの運行時刻表を表示

当該曜日の時刻表や現在時刻帯の拡大表示で、目の不自由な方や高齢者にもわかりやすい表示を実現

バス接近情報や運休情報、お知らせ等を提供

「GTFS-JP」連携で、時刻表作成業務の自動化が可能

(執筆:デジタル行政 編集部 渡辺 龍)