東京都三鷹市「スマートスピーカー実証事業」を日本郵便へ委託[ニュース]
東京都三鷹市は、「スマートスピーカーを活用した郵便局のみまもりサービス」を活用した「スマートスピーカー実証事業」におけるサービス提供を日本郵便株式会社へ委託した。
日本郵便は、地方公共団体と連携したこのような取り組みを通じて、地域が抱える高齢者などの見守りに関する課題解決に引き続き貢献していく。
さらに今後は、高齢者向け住宅や不動産管理会社などの法人へのサービス提供を行い、高齢者見守りのほか、介護予防や健康増進などのさまざまなニーズに応えるべくサービスを充実していく。
三鷹市が実施する実証事業概要
■事業名称
スマートスピーカー実証事業
■実施期間
2022(令和4)年12月1日(木)~同年12月28日(水)(予定)
■対象
三鷹市内にお住まいの高齢者など
■目的
災害時の地域住民への円滑な情報伝達を実現するため、情報伝達方法の多重化を図る一環としてスマートスピーカーを活用し、行政防災無線などによる地域住民への情報伝達を補完するとともに、平時における高齢者の見守りの実用性などの検証を行う。
■内容
日本郵便で独自開発・管理するWebアプリケーションおよびAlexaスキル(注1)が、このサービスのご利用者(以下「利用者」)のご自宅に設置したスマートスピーカー(注2)を通じ、利用者の生活リズムに合わせて服薬状況、食事および睡眠の状況を確認する。
また、全国瞬時警報システム(Jアラート)などから配信された防災情報などをスマートスピーカーを通じて音声や文字で伝える。
三鷹市は、利用者にWebアプリケーションを通じたメッセージの送信が可能。利用者は、ニュースやラジオ情報など、Alexaを通じたエンターテインメント機能を利用することも可能となる。
(注1)Amazonが提供する音声アシスタント、「Alexa」上で提供されるAlexaスキル
(注2)Amazonが製造・販売するスマートスピーカー「Amazon Echo Showシリーズ」
■日本郵便の受託内容
スマートスピーカーを活用した見守りアプリケーション(利用者の服薬状況などの確認、三鷹市などから利用者へのお知らせの発信などが可能)を提供する。
(執筆:デジタル行政 編集部 加納 奈穂)