【香川県】各種データに基づく情報を県政や住民等への意識啓発に活用[デジタル先進事例]
令和2年12月25日に策定した自治体DX推進計画では、「自治体DXの取組とあわせて取り組むべき事項」として、「全ての地域がデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進する」という取組方針が掲げられた。
デジタル行政では、総務省が公表している各地方公共団体における地域社会のデジタル化に関する取り組み事例の参考事例集の一部を本シリーズにてご紹介する。
【事業の概要】
香川県では、近年増加する山地災害等の発生リスクを検証するため、国の航空レーザ計測データを活用して、微地形表現図の作成、解析を実施している。
斜面の状況や堆積状況等を示す微地形表現図を作成することにより、山地災害危険地区における危険
度(災害発生リスク)を知ることができる。デジタル技術を活用することで、多くの情報から複合的な分析をすることができ、分析に要する時間も従来より短縮される。
そうして得られた情報を基に、各種計画の策定や関係者等への周知を行うことにより、住民等の防災意識や地域の防災力の向上を図ることができる。
【参考情報】
人口:97.4万人
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)