【東京都杉並区】紙とデジタル両方の商品券を発行し住民が選べる仕組みの構築 [デジタル化先進事例]
令和2年12月25日に策定した自治体DX推進計画では、「自治体DXの取組とあわせて取り組むべき事項」として、「全ての地域がデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進する」という取組方針が掲げられた。
デジタル行政では、総務省が公表している各地方公共団体における地域社会のデジタル化に関する取り組み事例の参考事例集の一部を本シリーズにてご紹介する。
【事業の概要】
杉並区は、コロナ禍の影響を受けている区民の生活と区内商店等を幅広く支える取組として、プレミアム付商品券を発行した。紙の商品券とデジタル商品券の両方を同時期に発行することで、利用者自身が希望する商品券を選択できる仕組みとした。※現在は期間終了。
商品券をデジタル化することによって、購入時の混雑緩和、申込受付事務の軽減、地域におけるキャッシュレス化の推進などの効果がある。
デジタル商品券の使用方法を分かりやすく案内するため、HP上にデジタル商品券に関するログイン方法や実際の店舗での使用方法などを動画にして公開した。
【参考情報】
人口:57.4万人
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部 與那嶺 俊)