【福島県郡山市】水道スマートメーターによる自動検針の実証実験 [デジタル化先進事例]
令和2年12月25日に策定した自治体DX推進計画では、「自治体DXの取組とあわせて取り組むべき事項」として、「全ての地域がデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進する」という取組方針が掲げられた。
デジタル行政では、総務省が公表している各地方公共団体における地域社会のデジタル化に関する取り組み事例の参考事例集の一部を本シリーズにてご紹介する。
【事業の概要】
郡山市では、令和元年度から水道スマートメーターに関する実証実験を実施し、令和3年5月に新たに東北電力ネットワーク(株)及び第一環境(株)と協定を締結し、更なる水道スマートメーターの実証実験に取り組んでいる。
実証実験では、地域における親和性や令和元年度の検証と通信方式を変更した場合に使用環境に問題がないか等を検証している。
スマートメーターは、1時間単位で自動的に検針が行われるため、導入により、検針の手間の軽減、難検針地域(豪雪地域等)における天候等に左右されない検針の実施、漏水等の早期発見等ができることに加えて、水道の利用状況を利用した安否確認等、高齢者世帯の見守りにも活用できる余地がある。
【参考情報】
人口:32.1万人
関連URL(市HP):https://www.city.koriyama.lg.jp/site/jougesuidou/1594.html
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部 與那嶺 俊)