【新潟県柏崎市】デジタルを活用して市の財政運営を広く詳細に情報公開[デジタル化先進事例]
令和2年12月25日に策定した自治体DX推進計画では、「自治体DXの取組とあわせて取り組むべき事項」として、「全ての地域がデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進する」という取組方針が掲げられた。
デジタル行政では、総務省が公表している各地方公共団体における地域社会のデジタル化に関する取り組み事例の参考事例集の一部を本シリーズにてご紹介する。
【事業の概要】
柏崎市では、全国の自治体で初めて市の予算に係る情報をWebサイト上で一般に広く公開した。(「柏崎市デジタル予算書」)
一般に公開されている自治体の予算書は、予算の情報が年度別にPDFファイルになって公開されていたり、公開されている情報が大枠までであったりすることが多い。しかし、「柏崎市デジタル予算書」においては、Webページ上で複数年の予算額を一目で比較できる、予算編成過程(要求~査定まで)を見ることができるなど予算等に関する詳細な情報を公開することで、市政運営の透明性を高めている。
【参考情報】
人口:8.2万人
関連URL:https://www.city.kashiwazaki.lg.jp/soshikiichiran/zaimubu/zaiseikanri
ka/1/24644.html (市HP)
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)