【富山県富山市】情報公開Webサイトによる市民生活等に役立つタイムリーな情報の提供[デジタル化先進事例]
令和2年12月25日に策定した自治体DX推進計画では、「自治体DXの取組とあわせて取り組むべき事項」として、「全ての地域がデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進する」という取組方針が掲げられた。
デジタル行政では、総務省が公表している各地方公共団体における地域社会のデジタル化に関する取り組み事例の参考事例集の一部を本シリーズにてご紹介する。
【事業の概要】
富山市は、令和3年4月に市が推進するスマートシティ関連事業に関する情報を公開するWebサイトとし
て、「Toyama Smart City Square(富山市情報公開サイト)」を開設した。
市は、スマートシティ事業として、「富山市センサーネットワーク事業」や「富山市ライフライン共通プラットフォーム事業」などに取り組んでおり、これらの事業等によって得られた情報(窓口混雑状況、河川水位情報、消防車両出動情報、道路工事・通行制限情報等)をサイト上で一般に公開することにより、市民生活等に役立てることを目的としている。
なお、情報公開用Webサイトの事業化にあたっては、内閣府の地方創生推進交付金Society5.0タイプ(令和2年度から3年間)を活用。また「富山市センサーネットワーク」を構築する際には総務省のデータ利活用型スマートシティ推進事業(平成30年度)を活用してIoT用のネットワーク網と都市OSを整備した。
【参考情報①】
人口:41万人
関連URL:https://tscs.city.toyama.lg.jp
【参考情報②】
地方創生推進交付金Society5.0タイプ(内閣府)とは
URL:https://www.chisou.go.jp/tiiki/tiikisaisei/souseikoufukin.html
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集している。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)