【福井県】住民発の地域課題をデジタル技術により解決するシビックテックの実施 [デジタル化先進事例]
令和2年12月25日に策定した自治体DX推進計画では、「自治体DXの取組とあわせて取り組むべき事項」として、「全ての地域がデジタル化によるメリットを享受できる地域社会のデジタル化を集中的に推進する」という取組方針が掲げられた。
デジタル行政では、総務省が公表している各地方公共団体における地域社会のデジタル化に関する取り組み事例の参考事例集の一部を本シリーズにてご紹介する。
【事業の概要】
福井県は、地域住民と民間技術者等が連携して、住民発の地域課題をデジタル技術の活用による解決を探る手法(シビックテック)を用いたワークショップを開催している。
昨年度は7月に海岸漂着ごみ問題をテーマとしたアイデアソンを開催し、スマホアプリを活用した参加の動機づくりや楽しみながら海岸清掃できる方法などのアイデアが出された。
また、11月には自治会でのDX活用等をテーマとしてアイデアソン・ハッカソンを開催し、テレビと連携した行政と住民の双方向の情報共有サービスなどの提案があった。
開催地の市町において、これらのアイデアや提案を参考とした事業化の議論・検討が行われている。
【参考情報①】 人口:76.5万人
関連URL:https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/dx-suishin/top.html
【参考情報②】地方創生推進交付金(内閣府)とは
URL:https://www.chisou.go.jp/tiiki/tiikisaisei/souseikoufukin.html
※本記事は令和4年9月に総務省より公表された「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」を基に作成・編集しています。
総務省「自治体DXの推進」: https://www.soumu.go.jp/denshijiti/index_00001.html
「地域社会のデジタル化に係る参考事例集【第2.0版】」:
https://www.soumu.go.jp/main_content/000835268.pdf
(執筆:デジタル行政 編集部 野下 智之)